ハイパーインフレへの備え
YouTubeで、藤巻健史氏が日本の財政が大変だと主張し、山崎元氏がツッコミを入れるという動画が上がっていました。
前編
後編
私の金融知識が足りないため、藤巻氏の主張の意味がよくわかりませんでした。
前編 10:00ころ 藤巻氏「ドル円は200円くらいが適正」
購買力平価に基づくドル円の水準を国際通貨研究所が推計していますが、1ドル110円くらいです*1。1ドル200円が適正というのはよくわからないです。
前編 22:20ごろ 藤巻氏「インフレにするには日銀当座預金に高い金利を付けないといけなくなるから、負担が重すぎる」
日銀当座預金は元々金利がつきませんでしたが、長期金利が低くなって経営が苦しくなった銀行を救済するために、10年ほど前に金利を付けたという経緯があったと聞いています。
また、政策金利は無担保コール翌日物金利と思いますが、それと日銀当座預金との違いがわかりませんでした。
前編 24:50ごろ 藤巻氏「日銀が債務超過になったら大問題」
株価が下がって、日銀の保有するETFが元本割れしてしまったら、日銀が債務超過になるから、ETFを持つなんてけしからんという記事を日経新聞でよく見かけます。こういう記事を読むたび、債務超過になると何がまずいの?と思っていました。動画の中で山崎元氏は国が補填すればいいと言っていました。
後編 18:30ごろ 山崎氏「別にだってインフレになってないんだもん。むしろインフレが足りない状態が問題」
同感です。デフレ気味なのが問題だと言われていた足元の状況で、ハイパーインフレを気にしてもねぇ。
後編 20:40ごろ 藤巻氏「保険としてドルを買え」
藤巻氏は米ドル(具体的には、米ドル建てMMF)を持てば、ハイパーインフレの備えになると言いました。暗号資産を少々持つのも備えになるとのこと。
私は日本がハイパーインフレになるとは思いませんが、それを想定するなら米ドルMMFは良い選択だと思いました。藤巻氏は暗号資産がハイパーインフレの保険になると言いましたが、これは暗号資産は国が発行するものではないことを評価してのことだと思います。ただ、暗号資産の仕組みが破綻して、価値がなくなる可能性が否定できないので、持つにしても少しだけだと思います。ゴールドが候補に挙がらなかったのが、意外でした。
ハイパーインフレはこちらの動画が面白いです。
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