純資産額１兆円のインデックスファンドが生まれるとき
2022年中に純資産額１兆円のインデックスファンドが誕生するかもしれません。
2021年6月18日現在、ETFを除く投資信託で純資産が１兆円に達しているファンドは一つしかありません。
それは「グローバルESGハイクオリティ成長株式(H無) 」（愛称：未来の世界(ESG)）で、1兆985億円の資金を集めているアクティブファンドです。
このファンドは、みずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行のわずか3社でしか取り扱っておらず、設定から1年たっていないのですが、猛烈な営業攻勢によるものか、日本一のファンドに成り上がりました。
一方、インデックスファンドで一番大きいのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で、4,741億円を集めています。およそ3年前に設定されたファンドで、順調に資産が積み上がっています。
最近のMicrosoft Excelは優れもので、「今の傾向が続くなら」将来どうなるかを指数平滑法により予測することができます。
これによれば、2022年の4月頃には純資産が1兆円の大台に達し、2022年末には1.2～1.8兆円となる可能性があります。
もちろん相場の急落や人気ファンドの移り変わりによりそうならない可能性もあります。
1兆円に到達したら、記念碑的な記録になるでしょう。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が純資産額ランキングの第一位に輝く日が来るのかはわかりません。未来の世界(ESG)などのアクティブファンドの純資産が伸び続けるかもしれませんので。もしインデックスファンドが純資産額ナンバーワンになったら、それは日本の投信にとって革命的な出来事になるでしょう。
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