非米国株ETF(VEA, VEU, VXUS)のまとめ
Vanguardがアメリカ以外の地域の株式を対象とするETFを3種類(VEA, VEU, VXUS)出していますが、違いがわかりにくいので、まとめました。
目次
VEA, VEU, VXUSの比較表
ティッカー | VEA | VEU | VXUS |
---|---|---|---|
ETF名 | Vanguard FTSE Developed Markets ETF | Vanguard FTSE All-World ex-US ETF | Vanguard Total International Stock ETF |
連動目標 | FTSE Developed All Cap ex US Index | FTSE All-World ex US Index | FTSE Global All Cap ex US Index |
投資対象 | 先進国 大中小型株 |
先進国+新興国 大中型株 |
先進国+新興国 大中小型株 |
設定時期 | 2007年7月 | 2007年3月 | 2011年1月 |
経費率 | 0.05% | 0.08% | 0.07% |
ティッカーの由来はおそらく、
VEA: Vanguard Excluding America
VEU: Vanguard Excluding US
VXUS: Vanguard eXcluding US
でしょうね。
VEA, VEU, VXUSの分配金再投資価格の推移を下図に示します。
(表示期間:VXUSが設定された2011年1月~2023年5月)
表示期間においては、新興国株式を含まないVEA(オレンジ色)のパフォーマンスがやや良いです。
VEU(水色)は小型株を含まず、VXUS(青色)は含みますが、小型株はVXUSの1割程度にすぎないので、両者にあまりパフォーマンスの差は見られません。
VEAを買うだけファンドが登場
SBIアセットマネジメントから、VEAを買うだけのファンドである「SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド」が登場します。(2023年5月25日当初募集開始、6月8日運用開始予定)
プレスリリース
加えて、新興国株式ETFであるVWOを買うだけのファンド「SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド」も同時に設定されます。
これまで米国株一辺倒だったが、別の地域に投資対象を拡大したい個人投資家を狙ったものと考えられます。
VEAに投資したければSBI・V・シリーズは有力な候補になるでしょうし、VEUやVXUSが良ければ外国株式口座で直接買い付ける選択肢もあります。