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インデックスファンド、米国ETFを中心に、日米の個別株にもちょこちょこ投資(サイコロ遊び)をしています。

ファンドの運用報告書が郵送されてきた件

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ネット証券の優位性を実感する出来事でした。

 

先日、都市銀行系の某M証券からファンドの交付運用報告書が郵送されてきて驚きました。

ネット証券大手の某S証券では運用報告書を郵送しない代わりに電子交付します。
初めて口座開設をしたのがS証券で、何年もファンドの取引をしているので、電子交付が当たり前だと思っていました。M証券は比較的最近口座を開設しましたのですが、開設時に書類を電子交付する設定にしたので、運用報告書も電子交付されると思っていました。ところがそうではなかったのです。*1

郵送されてきた運用報告書の「1万口当たりの費用明細」には販売会社の信託報酬の使途として「交付運用報告書等各種書類の送付」と書かれています。
おお、こういうことかと実感できました。

さて、M証券で私が買ってもよいと思える商品は「個人向け国債変動10年」と「iシェアーズ 先進国株式インデックス・ファンド」だけです。

そしてM証券では後者のファンドの換金は、1万口以上ならインターネットからできるのですが、1万口未満の換金は平日の日中に電話で注文するしかできません。(S証券は口数に関係なくインターネットからできます。)
そういう仕組みを考慮し、私は1万口を少し超える口数しか保有していません。

郵送されてきた「iシェアーズ 先進国株式インデックス・ファンド」の交付運用報告書の「1万口当たりの費用明細」を見ると、販売会社の報酬は1万口あたり38円でした。
定形郵便が一通84円なので、客が年間を通して2.3万口以上保有しないと郵送費すら賄えない計算です。

つまり私はM証券にとって迷惑な客です。(デカい証券会社なので、気づいていないでしょうが。)

そしてM証券は年に一回とある書類が郵送されてきて、記入の上返送が求められます。これも往復の郵送料をM証券が負担しています。(これもS証券ではネットで可能。)

対面型証券の高コスト体質はこういうことなんだとわかりました。

ネット証券に慣れている身からすると、運用報告書の郵送費も紙資源もむだに感じました。

 

決算説明資料から一口座あたりの販管費を計算すると、ネット系S証券は1.3万円なのに対して、都市銀行系M証券は6.7万円となっており、M証券はS証券の5倍も経費がかかっています。

 

 

 

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