債券価格に底打ちの兆し? 楽天全世界債券の第4期運用報告書を見る
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)が登場予定。費用は0.16%程度か。
2023年4月26日(水)に日興アセットマネジメントが「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」を設定することが明らかになりました。
早速「トレカン」というあだ名がつきましたので、以下そう呼びます。
トレカンはMSCI ACWIへの連動を目指します。
このファンドは税込信託報酬が0.05775%であり、Vanguard Total World Stock ETF (VT)の総経費率0.07%をも下回る安さで、SNSは騒然となりました。
しかし、トレカンは指数の使用料などが別途0.1%以内かかることがわかり、これも併せると、費用は0.16%程度になると私はみています。
シン・NISA決定で、奇数月分配型投信が流行?
2023年3月28日に法改正案が成立し、2024年からのNISA制度(以下、シン・NISA)の大改訂が確定しました。
非常に柔軟になり、素晴らしい改良です。制度の概要はこちら。
毎月分配型投信はシン・NISAで買えないため、今後廃れていくと思います。
しかし、奇数月分配型投信は流行すると思います。
インデックスファンドの苛烈なコスト競争は資産規模に見合っているのか?
2023年3月24日、アセットマネジメントOneは「たわらノーロード」シリーズの一部で信託報酬率を値下げすると発表しました。
それに対抗して、3月30日、三菱UFJ国際投信は「eMAXIS Slim」シリーズを値下げすると発表しました。
これは「安いニッポン」*1の表れなのでしょうか。
経費率の低さで有名なアメリカのVanguard ETFとeMAXIS Slimで比べてみました。
*1:日本の消費者が諸外国の消費者に比べて商品を安く買い叩き、かつ値上げを許容しないこと。日本の相対的な貧困を意図して使われる。
ハイブリッド証券(債券と株式の中間的な存在)への投資方法
シリコンバレー銀行の取り付け騒ぎがクレディスイスに飛び火しました。
かねてよりクレディスイスの経営はまずいのではと言われていました。
シリコンバレー銀行の破綻の報を聞いて不安になったクレディスイスの顧客がこぞって預金を引き出し、経営が傾きました。
スイスで同業を営むUBSがクレディスイスを救済買収することの引き換えに、クレディスイスが過去に発行したAT1債が全損となりました。
AT1債を初めて聞いたのですが、CoCo債の一種だそうです。
CoCo債(ここさい)と聞くと、カレー屋やファミレスのような語感ですが、当然無関係です。
クレディスイスとクレディセゾンも関係ありません。
AT1債(CoCo債)はハイブリッド証券の一種です。
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