dice play

インデックスファンド、米国ETFを中心に、日米の個別株にもちょこちょこ投資(サイコロ遊び)をしています。

ファンドの日々の資金流出入額を見てみる

投資信託に関する情報を発信しているモーニングスター
モーニングスタースマホアプリ「My投資信託」で、ファンドの資金流出入額が見られます。

www.morningstar.co.jp


個別のファンドのページにて「入出金」タブをタップすると、資金流出入が表示されます。
はじめに月次データが5年分表示されるのですが、「5年(投資信託協会確報値)」をタップして「直近3ヵ月(推計)」を選ぶと、日次データが表示されます。
日次データはPC版ウェブサイトでは見られないので、アプリ限定の機能のようです。

人気のインデックスファンド「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」を見ると、毎月第3営業日に大きな資金流入があることがわかります。

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ニッセイ外国株式インデックスファンドの日次資金流出入(出所:モーニングスター



おそらく毎月1日に積立設定をしている方が多いのでしょう。
1営業日目(月初)に発注、2営業日目に約定、3営業日目にモーニングスターがデータを反映という経過をたどると思われます。ちなみに受け渡しは6営業日目です。
約定タイミングについてのわかりやすい図が楽天証券にありましたので、リンクを張ります。

www.rakuten-sec.co.jp


毎月第3営業日に大きな資金流入があるのは、積み立てを好む投資家に人気で、外国資産に投資するファンドに共通してみられます。
ネット証券で積立を設定する際、設定画面で毎月1日がデフォルトになっていることが多いと思いますが、設定を変えるのがおっくうでそのままにしているのかもしれません。毎月27日が給料日の方が、銀行口座から証券口座へ送金するのに少し日数をみておきたいという判断もなきにしもあらず。

楽天全米株(楽天・全米株式インデックス・ファンド)も毎月第3営業日に大きな流入がありますが、月の半ばにもそこそこ流入の多い日があります。

SBI VOO(SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド)も毎月第3営業日に大きな流入がありますが、他の日の資金の流出入も継続的に多いです。

 

国内資産に投資するインデックスファンド(例えばTOPIX連動型)は、第3営業日ではなく第2営業日にピークがくる傾向があります。これは発注日と約定日が同じで、データの反映が2営業日目になるからでしょう。

また、週末をまたぐとデータ反映が遅れるためか、ファンドによっては1、2営業日ピークがずれ込むことがあります。あくまで速報値なので大目にみてください。

年金専用ファンドだと、月末に大きな資金流入がみられます。27日に発注することが多いのでしょう。

窓口でよく買われるファンドは資金の流出入に特に法則性はみられません。

月内の資金流出入がインデックスファンドでも様々で、投資家の性質をうかがい知ることができます。ご自分の投資しているファンドの日次資金流出入を見てみると、そのファンドを買っている他の投資家が何を考えているのかわかって面白いと思います。

アプリには他にもいろいろな機能があります。モーニングスターの公式YouTubeチャンネルでアプリの使い方解説動画がありますので、ご覧になってみてください。

youtu.be