FTSE(フッツィー)グローバル株式指数がJ-REIT(日本の不動産投資信託)の組み入れを完了したことから、J-REITインデックスファンドを売却しました。
J-REITを買った背景
日本株のインデックスファンドと言えばTOPIX(東証株価指数)に連動するものが代表的です。
TOPIXは東証一部の銘柄を組み入れると決まっているので、J-REITは含まれません。
私は、なるべく広く薄くかつダブりなく様々な資産に投資しておきたいという考えなので、TOPIXインデックスファンドの投資対象外であるJ-REITにも投資しておこうと考えました。
そのため、TOPIXインデックスファンドだけでなく東証REIT指数に連動するインデックスファンドも買って持っていました。
その後、全世界株式インデックスファンドが登場したことにより、私は投資額の大半をそのファンドに投じるようになりました。
具体的には、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」(以下、オルカン)、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、Vanguard Total World Stock ETF(以下、VT)を持っています。
オルカンが連動を目指すMSCIの指数では日本株にJ-REITが含まれています。
VTが連動を目指すFTSEの指数では2020年8月まで日本株にJ-REITが含まれていませんでした。
FTSE指数でのJ-REITの組み入れ
しかし、2020年9月からFTSEの指数でもJ-REITの組み入れが段階的に進み、2021年6月18日(金)に組み入れを完了しました。
このニュースをど忘れしていました。
VTの2021年4月30日付けの半期報告書を読むと、時価総額最大のJ-REITである「日本ビルファンド投資法人」(Nippon Building Fund Inc.)を筆頭に、少なくとも上位10銘柄はすべてVTに含まれていることを確認しました。
Vanguard ETF Profile | Vanguard
J-REIT銘柄ランキング - JAPAN-REIT.COM
Rankings - JAPAN-REIT.COM
もうJ-REITファンドを持っている理由がなくなったので、今更ながら売りました。
ここ数ヶ月は価格が横ばいなので、指数組み入れ完了直後に売っても、今売っても、ほとんど損益に変わりはなさそうです。
全世界株式インデックスファンドにおける東証の市場別投資状況
せっかくなので、この機にVTが東証のどの市場の銘柄を持っているか確認しておきます。
Yahooファイナンスの市場別時価総額ランキングの上位銘柄が、VTの半期報告書の組み入れ銘柄一覧にも含まれているかを調べました。
東証2部の時価総額上位銘柄は組み入れられていました。(アトム、MCJ、千代田化工建設など)
東証マザーズ銘柄は見当たりませんでした。(メルカリ、フリー、JMDCなど)
JASDAQ銘柄は見当たりませんでした。(東映アニメーション、日本マクドナルドホールディングスなど)
インフラファンド銘柄も組み入れられていません。
マザーズ市場については「東証マザーズETF」(2516)、JASDAQ市場については「JASDAQ-TOP20ETF」(1551)があります。
しかし、2022年4月に控える東証再編でこれらのETFが存続するのか、なくなるのか、よくわかりません。
今は投資せず、公式発表を待ちたいと思います。
個人的には「東証マザーズETF」はグロース市場指数、「JASDAQ-TOP20ETF」はスタンダート市場指数に連動してほしいのですが、どうなることやら。
オルカンの2021年4月26日付の運用報告書を見ると、メルカリと日本マクドナルドホールディングスが組み入れられていることから、マザーズもJASDAQも投資対象に含まれているとみられます。
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