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インデックスファンド、米国ETFを中心に、日米の個別株にもちょこちょこ投資(サイコロ遊び)をしています。

bitFlyerの送付手数料

 

暗号資産の取引動機の多くは投機だと思います。
しかし、今回の記事は、暗号資産を決済の手段として使うという奇特な(いや、まっとうな)用途で使おうとすると直面する手数料について取り上げます。

 

暗号資産を外部に送付する際、bitFlyerでは送付手数料がかかります。送付額に関係なく、一件の送付ごとに決まった額を暗号資産で支払うという体系になっています。ビットコイン(BTC)の場合、一件の送付につき0.0004BTCかかります。

 

この記事では「手数料率」を以下の式と定義します。

(手数料率)=(暗号資産建ての手数料)・(暗号資産の円建て価格)/(円建ての送付額)

この式から、暗号資産の価格が上がるほど、また送付額が少ないほど、手数料率は高くなることがわかります。

 

一万円相当の暗号資産を外部に送付する場合の手数料率を以下に示します。

bitFlyerの送付手数料(一万円相当の暗号資産を外部に送付する場合)

手数料率の計算式における「暗号資産の円建て価格」はbitFlyerの販売所における2022年11月22日の終値、「円建ての送付額」は一万円として、計算しました。

ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)の手数料率が20%前後と、異様に高いです。
メジャーな暗号資産である、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETC)の手数料率も10%弱で、これも高いです。
イーサリアム・クラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)などは手数料率が0.1%程度で、非常に低廉です。
モナコイン(MONA)、リップルXRP)、ステラルーメン(XLM)は手数料無料です。

参考までに、三菱UFJ銀行のインターネットバンキングを使った場合の手数料率も上の図に載せてあります。国内他行宛の場合は三菱UFJ銀行のほうがビットコインより安く、外国他行宛の場合はビットコインのほうが安くなります。三菱UFJ銀行で外国送金を行う場合は、bitFlyerで扱っているどの暗号資産よりも手数料が高くなります。

 

送付額を10倍の10万円にすると、手数料率は10分の1になります。ビットコインでも手数料率が1%を切る水準になります。

上の図には、各暗号資産の時価総額(2022年11月20日現在。CoinMarketCap調べ。)も載せてあります。時価総額が大きい暗号資産ほど通用しやすいのではないかと思います。(根拠はありません。)

bitFlyerで扱っている暗号資産の中では、BTCとETHが2強、残りは零細と言えるでしょう。

 

個人的な感覚としては、手数料率はなるべく1%を切ってほしいと思います。
そうすると、送金額が10万円を超えるような場合は、受け取ってくれる可能性の高い、メジャーな暗号資産(BTC, ETH)が候補に挙がります。
送金額が少額な場合は、マイナーな暗号資産が候補に挙がります。(MATIC, MKRを除く。) 相手がそのマイナーな暗号資産を受け取れない場合、別の手段(PayPalやWise、クレジットカードなど)を使って法定通貨を送金することになります。

 

繰り返しになりますが、手数料率は一定ではなく、暗号資産の価格や送付額により変わります。よって、手数料率は時々刻々と変わりうるものです。

 

次回は、暗号資産での支払いの体験談を書く予定です。

 

 

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