dice play

インデックスファンド、米国ETFを中心に、日米の個別株にもちょこちょこ投資(サイコロ遊び)をしています。

東証再編でマザーズETFはどうなる?

f:id:NKay:20210228110927p:plain

 

2022年4月に東証の市場区分が再編され、マザーズ市場がなくなります。東証マザーズETF(2516)もなくなるのでしょうか。

 

東証マザーズETF(2516)

www.simplexasset.com

東証マザーズETF(2516)はマザーズ先物に投資しています。「TOPIX等の見直しに伴う指数先物・オプション取引の取扱いについて」(2021年4月30日)によると、新市場区分でもマザーズ指数の算出が継続されることから、マザーズ先物も引き続き取引が可能です。よって、東証マザーズETF(2516)が新市場区分が始まってただちに廃止されることはないでしょう。

新市場区分が始まった後のマザーズ指数の算出方法は「東証指数算出要領(東証マザーズ指数編)」に書かれています。マザーズ市場廃止時点でマザーズ市場に上場していた銘柄は引き続き組み入れられます。新しいグロース市場に上場する銘柄も組み入れられます。ただし、組入銘柄数は時価総額上位250銘柄に限られます。2022年2月10日現在のマザーズ市場の銘柄数は422あります*1から、時価総額の大きい順に251番目以降の銘柄は2022年10月から2023年4月までの間にマザーズ指数から除外されます。そして指数の名称が2023年10月に「東証グロース市場 250 指数(仮称)」に変わります。*2

したがって、東証マザーズETF(2516)も名称が変わると予想されます。

 

マザーズ・コア上場投信(1563)

www.simplexasset.com

マザーズ・コア上場投信(1563)の場合、東証マザーズCore指数への連動を目指します。この指数はマザーズ市場に上場する15銘柄で構成される株価平均型の指数です。
この指数は2023年4月に廃止されます。*3

一方、東証マザーズCore指数に似た指数として、東証グロース市場Core指数が新たに設定されます。この指数はグロース市場の20銘柄で構成される株価平均型の指数です。

マザーズ・コア上場投信(1563)は、2023年4月までに、廃止されるか、連動目標を東証グロース市場Core指数に乗り換えるものと推測します。

東証マザーズETF(2516)が上場した今、組み入れ銘柄数が20しかないマザーズ・コア上場投信(1563)は投資対象として魅力的に感じません。これを機に1563は上場廃止にしたらいいと私は思います。

 

JASDAQ-TOP20 上場投信(1551)

www.simplexasset.com

JASDAQ-TOP20 上場投信(1551)は、JASDAQ-TOP20への連動を目指します。この指数も2023年4月に廃止されます。似た指数として、東証スタンダード市場TOP20が新設されます。JASDAQ-TOP20 上場投信(1551)は、2023年4月までに、廃止されるか、連動目標を東証スタンダード市場TOP20に乗り換えるものと推測します。

 

まとめ

以上見てきたように、2516、1563、1551の3つのETFは2022年4月の新市場区分への移行に伴ってただちに廃止されるとは考えにくいです。連動目標とする指数は新市場区分への移行後もしばらくは算出が続きます。しかし、2023年までに名称の変更、指数の変更または上場廃止が考えられます。ETFの運用会社であるシンプレクス・アセット・マネジメントはまだ公式な発表をしていないと思います。新市場への移行まで2か月を切りました。公式な発表が待たれます。

 

 

 

こちらのボタンをポチッと押すと、たくさんの投資ブログが見られます。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


金融・投資ランキング